目標は、高校合格でか?           一生学び続ける人になることですか?

 

わが子に望むことは高校に合格することでしょうか。

それとも、中学・高校・一生と学び続ける人になることでしょうか。

 

ゆい研は後者のご家庭と考えを共にする学習塾です。

 

今の社会は常に変化しています。

 

例えば私が学生の頃、学校行事の思い出をインスタントカメラで撮影しては町の写真屋さんにプリントを依頼しました。しかし今では自宅でプリントできます。百科事典を売り歩く行商人は見かけなくなり、欲しいものはネットで注文し自宅に届けてもらうようになりました。このように、なくなる仕事があるのです。

 

これは一例ですが、オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授は、今後1020年でアメリカの約47%の仕事は機械で代替できると2014年に予測しています。同様の調査が2015年に日本でも行われ、1020年後には日本人の約49%の人が就いている職業が、AIやロボットで代替可能であると発表されました(労働政策研究・研修機構「職務構造に関する研究」より)

 

 一方でなくならない仕事や新しく生まれる仕事があります。それはロボットが苦手なこと、つまり人間の気持ちに寄り添う仕事や、芸能・芸術、ロボットの開発やメンテナンスを行う仕事です。

  

 自分や他者の感性を大切にして「ここを変えたら、他の人も助かるんじゃないか」とか、「あの人が元気になるように、こう接してみよう」と思える人間性豊かな人。

 それから、違和感や問題を見つけて、改善していける人(文部科学省はその力を「問題解決能力」と言っています)。そのような人が社会から求められるようになるのです。

 

 私にも6歳の息子がいます。私が彼に教えてあげられるのはAIの操作法でも、なくならない職業でもありません。きっと今では想像できないスキルが必要になることでしょう。

 そのような社会を生きるわが子に私がしてあげられること、それは

 

①自分を好きになって、感性豊かな人になること

 

②社会の変化に対応できるように学び続ける人になること

 

③学ぶことが好きになること

 

この3つです。

 

 変化していく社会を生き抜くために、学んではチャレンジし、失敗してはまた学んでチャレンジする。そんなたくましさを身につけてほしい。それがわが子の将来を真剣に考えて出た答えでした。

 わが子に受けさせたい教育、それがゆい研の根本にあります。

 

 具体的には、学び続けるために必要な素地を2~3か月(夏期講習に限っては1か月)に凝縮して指導します。

 

 学び続けるために必要な素地とは、

 

①考える力

②集中力

③国語力

④学習習慣

⑤勉強の仕方の習得

⑥学問への興味や感動

 

 の6点と考えています。

この6点を身につけるために、小学校の学習に遡ることがあります。

小学校の学習は実生活との結びつきが深く、中学、高校の基礎だからです。

基礎がぐらついては立派な建物ができません。

基礎なくして、中学、高校の学習についていけるでしょうか。

 

私は以前、中学校に勤めていました。そこでは「塾でやるから」と学校の授業にいい加減に取り組む生徒が少なからずいました。

 反対に、学校の授業で教師の言うことを一字一句聞き漏らすまいとする生徒がいました。

 

 ゆい研は後者のような、自分なりに頑張っているんだけど難しいと感じている生徒さんの力になるために生まれました。

 頑張り屋さんの生徒と共に成長することを喜びとする学習塾、それがゆい研です。

 

ゆい研では残念ながら、学校の授業をいい加減に受ける生徒さんはお引き受けすることができません。彼らが学び損ねた学校の授業を再現するわけではないからです。

 

異なる特徴をもつ生徒一人一人の苦手な点と向き合いたいと考えています。