中学1,2年生にとって最後の学年末テストが近づいています。
ゆい研に通う生徒さんは全員2月13日(水)からなので、テスト10日前です。
3学期は一回しかテストがないため、このテストで点数が3学期の成績となります。
また、11月の中旬からの2月中旬までに習ったことが試験範囲となるため、範囲が広いです。そのため、きちんと対策してからテストの臨む必要があります。
ゆい研の生徒さんには、14日前にはテスト勉強を始めるように指導していますし、
今日は日曜日で普段は塾はお休みですが、日曜日も授業をします。(部活をしていない生徒は昨日も授業をしました。)
今日は5教科のテスト勉強の仕方の全編を以下のように書いていきます。
1.まずは目標を書くことが大切
2.国語の勉強の仕方
3.数学の勉強の仕方
1.まずは目標を書くことが大切
学年末テストで何点とりたいのか、あるいは、席次が何番になりたいのかを明確にしましょう。塾生にはノートやファイルの1ページ目に目標を書いた紙を貼らせています。その目的は目標を覚えておくということです。
目標は自分がとりたい点数、なりたい席次を素直に決めることです。
「素直に」というのは、「こんな高得点とれるだろうか?」「自分がこの席次になれないんじゃないか」と考えないでよい、ということです。半信半疑では脳も「できない」と委縮します。伸びるものも伸びません。
2.次に試験範囲をしっかりと確認して、目標達成にどの程度勉強すればよいかを考えるましょう。
学校の先生の示す試験範囲とその説明は、「宝の山」です。
学校の先生は生徒に点数をとってほしいと思っているので、出題するポイントを提示してくれます。テストって実はコミュニケーションでもあるのです、出題者と解答者の。
・授業で先生は何を強調して教えていたか?
・「復習しておくこと。」という先生の言葉の真意は何か?→「大切だからテストに出すよ」
このように、先生の意図をつかむことが重要です。
試験範囲を確認出来たら、次は教科書や問題集に試験範囲の印をつけていきます。
よく教科書の下のページ数に〇をつける生徒がいますが、そのページを開くのに時間がかかりますし、付箋紙だと試験範囲の厚みをリアルに感じることができます。一度付箋紙を使用してみることをお勧めします。
試験範囲の確認なんて当たり前の話のようですが、私が中学校の教員だったころに試験班ではないところを勉強している生徒の多さに驚いていました。
また勉強の良くできる子ほど、試験範囲を書いた紙を、いつも取り出せる箇所に保管していました。
試験範囲を確認したら、おおざっぱでいいので、勉強の計画を立てましょう。
その際に考えてほしいことは、
① 苦手な教科から手を付ける
(苦手なものは、克服するのに時間がかかる。だから早めに手をつける。1回で理解しようとはせずに、何度も着手する。そのためには早めに、何度も取り掛かるべきです。)
② 1教科に凝ることは避ける(1つの教科が完成するまでずっと取り組む人がいますが、テストは1教科だけではありません。)
3.国語の勉強の仕方
①評論文、小説ならあらすじをおさえる。古文、漢文はスラスラ音読でき、書き下し文とその意味がわかること、歴史的仮名遣いから現代仮名遣いに直せることが基本です。
①ができたら、②問題を解きましょう。学校配布の問題集がない場合は、市販のものを買いましょう。その際、自分が使っている教科書に準拠した(三省堂など)問題集にしましょう。
読解の記述もまずは書いてみる。そして、答え合わせをして自分の答えと模範解答の答えを比べ、自分の答えの何が悪かったのか、どう考えれば良かったのかを把握します。
③漢字は必ず覚えましょう。漢字の勉強を怠けてきた生徒は、覚えるまで時間がかかりますが、覚えるまで書きましょう。
※読解問題も漢字もまちがった問題には×印をつけ、次は×印だけ解きます。
自信がなかったけど正解だった問題には△などつけておいて、これも再度解きます。
4.数学の勉強の仕方
①学校の授業で解いた問題を解く。ただし、正解がわからない問題を解いても、その方法で合っているのか間違っているのかわからないので、正解が分かる問題を解きましょう。
分からない場合は、すぐに解説を見ましょう。そして解き方を覚えます。そして、解法を隠してもう一度自分で解いて正解できるかやってみます。
また、本屋さんに行けば『教科書ガイド』というものがあり、教科書の問題の解答・解説がすべて載っています。2200円と少し値が張りますが、とても使えます。
間違った問題、自信がなかった問題は、×や△をつけて、これをなくす作業をしていきます。
国語も数学も、繰り返すことが大切です。
テスト2週間前からは塾のある日もない日も毎日勉強しましょう。
0分連続で座れない生徒もいるでしょう。冷蔵庫を開けに席を立つ、トイレに立つ、という生徒さんは「そっか、自分には勉強の習慣がなかったんだ」と理解し、習慣がつくように毎日座って勉強するように心がけましょう。
ずっと座っていられない生徒もいるので、その場合は歩きながら教科書を読んだり、覚える方法を考えた方がいいです。
家族に協力してもらい、問題を出してもらうことも効果的です。
自分一人で机に向かっていると飽きてくるので、そういう時は家族に協力依頼してみましょう。
た、解説を見ても分からない、という生徒は人に教えてもらった方が近道です。
なぜなら、解説で言っていることが分からないというのは、それを読める基礎力がない、あるいは読む習慣がないということです。
勉強できない自分に嫌気がさしたり、自己嫌悪に陥ることは時間のムダなので、さっさと教える人に請うほうが得策です。経済的に費用を捻出できない場合は、覚悟決めて自分でやるしかありません。本屋さんに売っている参考書には中学生が自主学習するために作られているのが多いので、自分が読み込めるものを探して勉強するべきです。
明日は、英語、理科、社会の勉強の仕方を書きたいと思います。
読んでくれてありがとうございました。