昨日は、保護者さんとの勉強会「高校入試はこう変わっている&お家でできること」について保護者様と意見交換をしました。
まずは、10年前の沖縄の県立入試問題と、現在の入試問題の両方に目を通して、文字数が激増していることを見てもらいました。その背景には出題が「抽象」から「具体」に変わってきていることを併せて説明しました。
よって、生徒たちは「具体的に」書かれた試験問題を読んで、「つまりこれは一次関数の問題だな」と、「具体」から「抽象」に自ら結び付けられないといけないとお話ししました。
また、国語や英語は1つの文章の中に答えが全てあった「単線型」の問題から、「複数」の資料を見比べたりする「複線型」の問題に変化していることを私の方から説明しました。
これからの入試ではますます読むことが重要視される中で、子どもたちの読む力を育むために塾でできること、家庭でできることなどを意見交換しました。「忙しい中学生に本を読む時間はあるのか?」とか、「これはぜひ読んでほしいというお勧めはあるか?」など疑問点について意見を出し合い、「私の家はこうしています」という話もしていただきました。できることや興味があることはそれぞれ違いますので、各家庭に合う方法で実践していけばよいかと思います。参加された保護者様は、社会の変化をこの目でとらえよう、あるいはわが子のために自分も勉強しようという方々です。きっと、その思いは生徒さんにも通じているはずです。
今回、このような勉強会を企画したのは、巷で叫ばれている教育改革というものを入試問題を通して見ていきましょう、という思いからでした。
保護者の皆様にもお話ししましたが、「教育改革について何となく不安に思うよりも、正体を一緒に見てみませんか? そうすると、意外と理解できるところがあったり、自分なりの対処策が見えてきたりするかもしれませんよ。」と、まずは一歩進むことが大事です。その観点では、今回の勉強会も成功といえるでしょう。
資料を作りながら、「読む」ことが今後ますます重要になってくることを多くの保護者さまに伝えたいと思いました。当塾の保護者であっても、そうでなくとも、です。もし、話が聞きたいという方がいましたらご連絡ください。個別にお話しするのは時間がいくつあっても足りませんが、聞きたい方が複数いらっしゃるのでしたら、時間を捻出してお話ししたいと思います。
ゆい・学びの研究室
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