もし、学校の定期テストでよい点数が取れればよいなら、文法事項やって単語覚えたらいいと思います。教科書の本文がテストにそのままで出ることが少なくなったからです。
しかし、当塾はその方法をとりません。
もちろん、文法と単語をしないということではなく、進出単語を覚えて、文法もやって、そのあとに教科書の本文を読解していきます。
本文の読解では、一文一文意味をつかんでいきます。きれいな日本語になる必要はありません。
生徒はぼーっと聞いているわけではなく、指名されたら答えなければいけません。
たまに、「わかりません」と答える生徒がいますが、
「この単語の意味は? これは?」と聞きただします。
読めない原因が単語なのか、文法なのか、単語も文法もわかるのに意味が取れないのはなぜか、までつっこんでいきます。
そうしないと、定期テストはとれたとしても、あの膨大な量を読ます沖縄県立入試に太刀打ちできません。当塾のやり方でも、足りないかもしれません。とにかく子どもたちは英語を読むことが圧倒的に足りません。ですので、読む量を増やして英語に慣れていきたいと考えている中高生は英検の勉強をすることをお勧めします。
英語は量をこなす必要があります。
数学みたいに、”公式にあてはめて・・・”というわけにはいきません。
1つの文法を使った文でも、単語を変えれば、また違う意味になります。
また、子どもたちが苦手なのは、”there”,"these","those","then","than"などの似ている単語の区別です。それを出てくるたびに確認します。
英語が苦手な生徒は、量が足りていないのです。
読む量、書く量、覚える量、話す量、聞く量・・・
たいして勉強をせずに、英語が難しいのは当たり前です。
大人たちが「中高と英語をやってきたけど話せない」というのは当然で、学校の週に3~4時間で話せるようになるわけがありません。
では英語に触れる量を増やすにはどうしたらいいか?
1番のお勧めは、教科書の本文の暗唱です。
理想は1ページを50回くらい読んだら覚えるでしょう。
実は私はこの方法を中学生の時にやっていました。
その時は、親にお願いして少し高いのですが教科書のCDを買ってもらって、ネイティブを同じ発音で、ネイティブと同じスピードで読めるように一人で競争していました。
しかし、忙しい現代の子たちにはその時間を確保することが難しいでしょうし、挫折しがちです。
暗唱することが難しいのなら1ページを10回は読むようにするといいです。
2番にお勧めするのは、前出の英検です。
市販の問題集は独学できるように、細かく解説がありますし、リスニングで流れる文章(スクリプトと言います)も掲載されています。 今の時代、独学の伴奏をしてくれる道具はたくさんあります。意識一つで格安(ただの物も多数)に学ぶことができます。
最後に、最初から勉強に「楽しさ」を求めるのは間違いです。
楽しくなんかないです。楽しい人はこのサイトは読んでいないはずです。
慣れるまでは、成果が出るまでは、最初は何でもきついものです。
なので、楽しいかどうかで判断するのはやめて、結果がでるまで続けてほしいです。
そのうち、知っている単語と遭遇したり、点数が少し伸びたりします。
そして勉強することを最大の効果は、「勉強を続けている自分が、少し好きになる」ということです。背筋がピンと伸びるような、謙虚な気持ちで世界と少し向き合えるでしょう。
みなさんの英語を含めた学習が、大きな実を結ぶことを応援しています。