当塾は、期末テスト対策真っ最中です。
テストの1~2週間前には授業はテスト対策に切り替わり、テスト範囲の復習をしています。
さらに土日の両日とも1日かけて無料でテスト対策を行います。
ですので、テスト前は授業時間が増え、生徒も指導する私も疲れがたまる時期です。
そんな中でテスト対策を行うのは、以下の理由があります。
1.テストで良い点を取って成功体験を積んでほしい
2.テスト勉強をきっかけに、自分があいまいに理解しているところをきちんと理解してほしい
3.人生の中で頑張るべき時には、しっかり頑張れる人間になってほしい
4.努力した分だけ、成果として現れることを実感してほしい
5.テスト勉強をきっかけに、何時間も座っていられる勉強体力をつけさせたい
6.内申点をあげて、志望校合格を近づけてほしい。推薦入試合格を勝ち取ってほしい。
などです。
テスト期間中は塾も休みがなく、3週にもテスト期間が及ぶと体力的にはしんどい時もありますが、
生徒に良い点を取って「頑張ってよかった」と思ってほしいとの思いから続けています。
生徒たちは部活も休みになるため、学校が終わって塾にすぐ来る子もいます。
また、保護者の皆さまからも好評ですし、
特に、転塾してくる保護者の方からは、以前の塾ではテスト対策をしてもらえなかったと、とても喜んでくださる保護者さんもいます。
しかし、テスト対策をしない塾は、その塾なりの方針があります。
決してテスト対策をする塾が良い、というわけではありません。
このブログを読んでいる保護者の皆さまには、テスト対策をすることのデメリットもあることを知っていてほしいと思います。
当塾には、国頭地区内の8つの中学校から生徒さんが通っています。
おおよそのテスト日程は近いのですが、しかし、テストのある週が3週に及ぶこともあります。
一番早くテストが終わった学校から2週間も遅れて最後の学校がテストを迎えます。
その間、塾の授業は足踏み状態です。それがデメリットです。
もちろん、テスト範囲と塾の授業進度が合えば授業を進めることがあります。
テストが早めに終わった子は英検、漢字検定、数検などの勉強をさせたりもします。
このような工夫をして、最後にテストがある学校の生徒の対策もちゃんとやってあげます。
つまり、テストが早く終わった子に合わせて授業を進めることができず、待たせる状態になります。
ただぼーっとさせてはいけないので、普段の授業でできない、各種検定の勉強などをさせるのです。
塾の授業進度が、テスト期間で遅れることになります。
早めにテストが終わった子も、次には進めないのです。
このようなデメリットがあるため、各学校の定期テストよりも受験を最優先し、学校のテスト対策は生徒とご家族に任せる、というばりばりの進学塾もあります。
当塾はばりばりの進学塾ではありません。
受験はもちろん大事ですが、
当塾の方針としては、
彼ら彼女らの目の前にある学校の定期テストで力を出し切り、その積み重ねとして受験で戦える学力、精神力を養っていこうと考えています。
足並みそろえてテスト対策をし授業を進めるには、一つの中学校の生徒だけを集めて授業する塾が最適かもしれません。
しかし、他の中学校の生徒から学ぶことも多いものです。
「某中学校では、こんな難しい問題が出る」
「あの学校は、こんなところまで進んでいるんだ」
「自分の学校は受験という雰囲気はないのに、塾に来ている子たちは受験モードに入っている」
と気づくことで、自分の通う学校を客観的に見ることができます。
よって、当塾はこれまで通り、
募集する生徒を中学校で制限することはせず、
授業進度が遅れるデメリットも承知で、定期テスト対策をしていく方針です。
(もちろん、生徒が無駄に時間を過ごさず、力を伸ばせるよう工夫はし続けます。)